半翅類アメンボ科の昆虫。飴のようなにおいがし、体つきも棒のようなので「飴棒(アメンボ)」と名づけられた。肢は6本で、中脚と後脚が非常に長い。長い脚の先に毛が生えていて水面に静止したり、滑走したりする。波を縄張り、餌の捕獲、求愛行動、個体間の距離の維持などコミュニケーションに利用しているという。

半翅類アメンボ科の昆虫。飴のようなにおいがし、体つきも棒のようなので「飴棒(アメンボ)」と名づけられた。肢は6本で、中脚と後脚が非常に長い。長い脚の先に毛が生えていて水面に静止したり、滑走したりする。波を縄張り、餌の捕獲、求愛行動、個体間の距離の維持などコミュニケーションに利用しているという。

小豆、大豆、インゲン、ササゲ、ナタマメなどの豆類は、春に蒔き、夏の初めに花を咲かせるので夏の季語。このうちインゲンは、17世紀の明の隠元禅師によって日本に伝えられたといわれる。中央アメリカ原産。細長い莢が青く軟らかいうちはサヤインゲンとして、熟した豆は煮豆などとして料理に使われる。初夏の頃、白又はピンクの小さな花をつける。

青梅雨(あおつゆ)は、梅雨の傍題。雨に濡れて生き生きとした草木の緑が見えてくる色彩感豊かな言葉だ。雨が降り続き、周囲の草木は日に日に繁茂して嵩を増していく。
掲句は、埼玉県北部出身のある句友の幼少時の思い出話が元になってできた作品。蛇を生け捕りにして捨てに行くところには、田の神や弁財天の化身として神聖視されてきた蛇を畏れる心が表れているだろう。農家の人たちの間に根強く残っていた信仰の名残ともいえる。近頃は、蛇を見掛ける機会は大分減ってしまったが、梅雨どきの森の暗がりには、蛇の気配を感じることがある。平成18年作。『春霙』所収。
鹿の出産は5月中旬から7月頃。生まれてくる子の数は大抵の場合1頭で、背に白い斑がある。はじめは雄も角がなく二年目から生えてくる。子は生後30分もすれば自力で立ち上がり、母鹿のあとについて歩き始める。

「夏木」は、夏になって鬱蒼と枝葉を茂らせた一本の木をいう。複数の木々を一体として捉えるときは「夏木立」。夏の盛りの生気あふれるイメージがある。
掲句は、森の中の一木に熊の爪痕が残されているという。「ざつくり」は、深くえぐれたり、大きく割れたりするさまを表す擬態語で、一読、熊の爪により幹を無惨に抉られながら、そこに立ち続ける夏木の鬱然たる様が思い浮かぶ。一本の夏木に焦点を絞った作品だが、自ずと熊も生息している森の豊かさ、奥深さを感じさせる。ただし、近年の人と熊の共存困難な状況を思うと、「夏木かな」の下五がいささか物足りなくもある。『文藝春秋』2023年7月号。