風涼しくてそれぞれの歩幅あり

「涼し」は夏の季語。暑い夏だからこそ、涼しさに敏感になり、風やせせらぎや木陰など、暫くの間だけでも感じられる涼しさを楽しむ。

掲句は、公園を散歩していての作品。コロナ禍の外出自粛の日々の中で、朝の散歩は生活のリズムを作るうえで大切な日課だった。公園では若者や老人が、それぞれの歩幅でジョギングや散歩を楽しんでいた。誰からも干渉されないで身体を動かす朝の時間は、誰にとっても貴重なのだ。令和2年作。


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